働くことのきっかけ

今年で26歳になる私は未だに「正社員」での業務経験がないまま今に至ります。
「お金は欲しいけれど、長時間勤務は過酷である」と言った理由と「アルバイトの収入でも、現在を生き抜くことは可能である」との安心感から、尚もフリーターを続けています。貯金は少ないけれど、少ないお金を上手く使って人生を楽しむ術を身につけてしまったのです。
もっとも、働くことの出来ない身体になった…老後や体調不良の時における生活の保障はないので、その点の不安に毎日悩まされています。
そこで、ようやく「自由時間よりもお金が必要だ」と感じたのが最近です。
きっかけは、交際相手が出来たことにあります。
おそらくほとんどの方々は、パートナーが自分に甘い環境で生きている事を知っていたら不安に思うでしょう。
パートナーに「結婚を前提にお付き合いする」との意思表示には、貯金が必要であり、正社員になる事は不可欠だと感じました。もしくは正社員に限らず、パートナーを満足させるほどの能力を自分で養い実践し、成果を出す事くらいでしょうか。

生活していくための正社員、という認識しか無かった以前の私が。パートナーへ本気度を伝えるには、正社員に就くべし…と気付けた事は、ほんの少しながら以前の私が恥ずかしく思えてきた事もありました。
働くこと=安定した収入を得る、と言うのも間違いはありませんが、他の誰かに「私は真剣である」と間接的に伝える手段でもあるのです。